今日、福井地裁の仮処分決定を受け、共産党市会議員団として京都市長に申し入れを行いました。
 
 要望書では、①これまでの再稼働容認の立場を改め再稼働中止の立場に立つことと、②国と関西電力に対し、高浜原発再稼働を断念するよう強く働きかけることを求めています。

 以下、全文です。
 
 福井地方裁判所は14日、関西電力高浜原発3、4号機の再稼働差し止めを求める住民の仮処分申請について、原子炉運転差し止めを命じる仮処分決定を行ないました。昨年5月、同地裁が下した関電大飯原発3、4号機に対する再稼働差し止め判決に続く画期的判断です。しかも今回は、法的に即時効力を持つ仮処分決定であり、この決定が覆されない限り、高浜原発は再稼働できません。

 とりわけ、福井地裁の今回の仮処分決定が、政府が「世界最高の基準」とする原発の新規制基準について、「緩やかに過ぎ、適合しても安全性は確保されていない。新基準は合理性を欠く」と断じたことは重要です。高浜3、4号機だけでなく、全国の原発再稼働の前提となる審査の不備を厳しく指摘したのです。そして、今回の仮処分決定は、昨年の大飯原発再稼働差し止め判決に続き、国民の人格権を最優先とする判断を示しました。

 画期的な司法の判断を受け、今こそ再稼働ストップ、原発ゼロの政治決断が求められています。

 ところが、安倍内閣の菅官房長官は「再稼働の方針に変わりない」「粛々と進める」と発言し、また、関西電力は不服申し立ての手続きを行なう方針を示し、国民の反発を招いています。

 党議員団は、福井地裁の今回の仮処分決定を受けて、市長に以下のことを強く求めるものです。



1 原発再稼働について、「中長期的には脱原発依存」としながら、「短期的には再稼働の必要性、安全性、住民合意」を前提に、容認するこれまでの姿勢を改め、再稼働中止の立場に立つこと。 

2 国と関西電力に対し、高浜原発再稼働を断念するよう強く働きかけること。


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