子ども・子育て新システムマラソンスピーチと予算特別委員会

加藤 あい

2011年05月20日 00:26

 今朝(昨日)は子ども・子育て新システムに反対するマラソンスピーチへ弁士として行ってきました。毎日、三条川端で行われています。私で67日目。すごいですね。
 私は「子ども子育て新システムが導入されれば、待機児が解消されるどころか保育所に子どもを入れるのも自己責任になってしまう。受け皿整備がなければ待機児として見えなくなるだけ」「保育料だって時間に応じてになるので応益負担として積み上げられて大変なことになる。介護保険制度は今での利用料の負担が大きいので必要であっても使うのを控えざるを得ないの声上っている。同じことを子どもの分野に持ち込むのですか」「保育の環境だって企業参入のためにはもうけをあげるのに安上がりにされてしまう・・。」「結局、諸外国に比べて日本は子どもにお金をかけていない。そのことが問題です。政治の責任で保育所をつくらせましょう。子ども子育て新システムは一人の親としても絶対に認められません。署名などにご協力ください~」と訴えました。

 その後、予算委員会へ。
 私は国保会計のH22年度補正予算について質疑しました。

20年度13億3000万円
21年度11億4300万円
22年度12億6800万円
合計37億4400万円の単年度黒字が3年間で発生しました。

同年度、保険料は
20年度10億円
21年度5億円
22年度12億円
の値上げが強行されました。

しかし、結局、単年度黒字は累積赤字補てんに使われてきました。
私は、そもそも、単年度収支で黒字が出ているのに保険料をあげるの道理がない。単年度の決算で黒字が出たならその分は保険料の引き下げという形で被保険者に還元するのは当然だと追求しました。

実際に京都市当局は保険料値上げの理由に単年度収支の均衡というのあげてきました。入口(予算)では単年度収支均衡を理由に保険料を値上げしてきたのに、それが実現しても被保険者に還元しないというのは理屈が通りません。

加えて、保険料を値上げしても保険料収入は減少見込みとなりました。これも21年度と同様です。保険料を値上げしているのですから増えて当然のところ、保険料収入が見込みより減になるというのはどうしてか。市当局は「被保険者の所得が減少しているから」と答えました。負担能力を超る高すぎる保険料を下げるべきです。


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