代表質問にたちました

加藤 あい

2014年11月28日 22:15

今日は京都市会11月市会で日本共産党会派から代表質問にたちました。

 取り上げた内容は以下の点です。
・原発再稼働について避難計画は全市域を対象とした計画を
・市営保育所の民間移管について
・学校給食の地産地消推進や食器、中学校給食について
・北泉通への架橋中止や左京区役所移転と足の確保について

○原発再稼働をめぐっては藤田副市長が答弁しました。
 これまでから「中期的には脱原発依存、短期的には稼働性の必要性を明らかにし、万全の安全性を確保したうえで、地域住民の理解を得ることが必要である」と述べてきた京都市。
 今回はそれに加えて、「立地自治体だけでなく原発から30Km 圏内のUPZを含む関係自治体への十分な説明と理解が必要」と述べ、「市独自に、また関西広域連合として国に申し入れている」と答弁しました。

 つまり、30Km 圏内のUPZを含む関係自治体=京都市の理解が必要という認識を議会で表明したことになります。
 どのように市独自に国に申し入れているのか、重ねての追及が必要です。
 そして、周辺自治体として理解を求められたとき、京都市が原発再稼働にどのように考えるのかが焦点になり、市長は原発ゼロ、再稼働反対の立場に立つのかどうか、その立場が鋭く問われることになります。

○公営保育所の民間移管ついては、子育て支援拠点事業について、箇所数の減少で支援が薄まるとの私の指摘に「広域的ネットワークづくりや子育て家庭への訪問実施で機能強化を図る」と答弁がありました。具体的な内容も含めて、更に追及していきたいと思います。
 
 検証がないと追及してきましたが、「今後とも保護者、移管先法人、市の三者協議会での意見や検証をふまえて円滑な移管にとりくむ」と円滑な移管への検証に検証を矮小化する答弁を行いました。これについても、さらに追及したいと思います。

○給食をめぐっては食器について「より味わいを感じることができる食器へ更新を検討する」と教育長が答弁しました。
 長年の市民の願いが実を結びつつあります。KBS放送では、ペン食器などへの順次更新に10億円程度、3か年での更新が検討されていると報じられました。
 中学校給食については自校調理の全員給食は全く考えていないと述べましたが、アルマイト食器についても同じような状況から改善に向けて大きく踏み出したように、粘り強く声を上げ、運動を広げ、論戦していくことが大事だと感じました。

○左京区役所への公共交通の確保については、自治体要求連絡会のアンケートで7割もが「移動に困る場所」を区役所としていることを指摘。
 これまでから、南部地域への支所設置など改善を求めてきたのに、旧左京区役所跡地売却、同駐車場跡地売却、岩倉出張所廃止と解決が図られていないと追及しました。
 「北泉橋を架橋すれば左京区役所へのアクセス向上に寄与する」と交通局長が答弁しましたが、肝心のシャトルバスなどの公共交通・市バスの改善については「運航に見合う利用が見込めず難しい」とゼロ回答。移転後の路線変更を説明しました。その路線変更をふまえた上で「区役所が不便だ」と区民が考えているのに、バスを走らせず、なにおか言わんや。あまりにお粗末です。区役所は行政サービスの最前線、そこへの公共交通確保は市民が行政サービスを受ける権利保障にかかわる問題であるという認識が欠落している。重大です。







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