決算委員会審議① 福祉関係経費

加藤 あい

2012年10月24日 18:04

 10月4日の決算委員会の保健福祉局の審議では「福祉施策の後退は認められない」と質疑しました。
問題にしたのは以下の2つのグラフです。







 1つ目は、今議会、市長が本会議場で示したグラフです。2つ目は、2010年財政有識者会議で使用されていたグラフです。違いは「社会福祉関係経費に充当した一般財源」が入っているかいないかという点です。
 市長は1つ目のグラフを掲げて、今後の財政見通しとして、社会福祉関係経費は「H24年はほぼ市税収入に匹敵」と説明しました。

 しかし、実際は2つ目のグラフにあるとおり、市税の半分しか福祉関係経費に回されていません。わざわざ、「社会福祉関係経費に充当した一般財源」が消されているところに意図を感じます。私は「意図的に社会福祉関係経費を大きく見せるものではないか」として、事業見直しに福祉予算も入っていることを問題にしました。

 実際に児童デイサービス運営費補助廃止は「より政策的に支援が必要な部分への補助を充実していく」との理由が上げられています。そして、同時に児童デイサービス事業所立ち上げ経費い振り返られています。
何れの事業も必要なものです。私は「福祉を後退させない」というが、実際に後退しているではないかと迫りました。

 市長総括等でも「福祉と教育は後退させない」との立場を表明した市長。京・プラン実施計画はそれに全く逆行するものです。

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