決算局別審議―船岡乳児民間移管やめる検討。市民の声を聞く気はない!?
今日から決算局別審査が始まりました。
初日は保健福祉局からスタート。私は決算年度に相次いで行われた福祉サービスの後退についてと公営保育所の民間移管について取り上げました。
驚いた京都市当局の答弁は2つです。
1つは、3度目となる船岡乳児保育所の民間移管先法人の応募取り下げをめぐってのやりとりで、「何らかの民間移管という方法ではない方法も検討しながら、問題解決を検討していきたい」との答弁があったことです。「含めて検討するということなので、民間移管をやめるということを申し上げたわけではない」とすこし弱める答弁もありましたが、いずれにしろ、船岡乳児保育所について民間移管をやめることも含めて検討に入ったようです。
ここまで来て移管先法人が決まらないこと自体、京都市の民間移管方針の矛盾と混迷を表しています。
即刻、民間移管をやめて、船岡乳児保育所は公営保育所として6年間を見通した保育ができるよう京都市が責任を持って運営すべきです。
2つめは、9月25日〆切で行われていた「「市営保育所の今後のあり方に関する基本方針」(改定版)案に関するパブリックコメントについての答弁です。
「パブコメは民間移管をするかどうかという基本的な基本方針についてのご意見をうかがっているのではなくて、方針を立てたそのことをどのようにすすめていくべきなのかということを中心に保護者会等でも説明してきた」と当局が説明で述べたのです。
え!?方針をどのようにすすめていくかを聞いているだけ??頭の中が「?」でいっぱいになりました。
しかし、パブコメ募集のパンフレットには「本市として「基本方針」(改定版)案を取りまとめましたので,広く市民の皆様からのご意見を募集します。」と書いてあります。この答弁はどうとらえたらよいのでしょうか。
あくまで、市民の意見を聞かないというなら、市民参加を云々する資格は市長にはないと言わなければなりません。
ユーストリームをご覧ください→
http://www.ustream.tv/recorded/53457995(当局の説明の後、二番目に質問しています。)
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