左京区北白川丸山町 急がれる防災工事・安全確保

加藤 あい

2008年05月30日 22:03

 本議会に急傾斜地を多く含む「北白川丸山町」の土地買取議案が提案されています。
 白川砂の不法採取以来、防災対策と安全確保を望む住民による請願の採択から40年。京都府の急傾斜地工事が今年度中に終了する見込みとなりました。
 そして、それも含めて全体を京都市が買い取るとの議案です。

 同時に、京都市から、買い入れ予定地に係る事業計画図が示されました。

 青の部分が今年度中完了分含む京都府の急傾斜地工事箇所、赤の部分が京都市として今後着手する予定の箇所です。
 
 しかし、この区域以外にも崩落があります。
 
 そこで、5月29日、本議案の付託されたまちづくり消防委員会でこの問題を党議員団の河合ようこ市会議員がとりあげ、工事予定区域外での対策と住民への説明を求めました。
 
 市当局は、「防災目的の買取であり、風致、良好な緑地の確保をめざす」「小崩落の現場は確認している」「住民の要望はしっかり受けとめたい」「(住民に)説明する」と答弁。一定の前向きな姿勢を示しました。
 住民の命に関わる問題ですから、引き続き行政の対応を注視し、安全確保と防災対策を求めていきたいと思います。



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