朱い実9条の会
先生たちの労働組合や保護者有志などでつくる「朱い実9条の会」は、05年6月からスタートしてほぼ、2ヶ月に一回13回の講演会に取りくんできました。2月12日(木)は14回目。物理学会元会長 坂東昌子さんを招いて朱い実保育園の誕生と湯川秀樹の精神を切り口にお話いただきました。あまり無理せず、保育園に関わる人で・・とやってきましたが、今回は約40人の保護者や保育関係者の方が参加してくださいました。研究者や医師の保護者がたくさん参加してくださいました。
「女子学生亡国論」などというものがあって、女性の研究者は結局やめてしまうからお金をつぎ込むだけ無駄だとか、子どもを産んだ時に「冷たいお母さんになるか研究をやめるかどちらかだ」と言われた昔、ポストの数ほど保育所をと運動が広がって、、。板東さんのお家ではじまった共同保育が朱い実保育園のルーツだそうです。なんども保育所をつくる運動があったけど実のらなかったものを動かしたという話はすばらしかったです。特に印象に残ったのは単なる「生活のため」の保育所ではなくて、子どもの健全な成長・発達を「保育の質」も問題にして運動にしたというお話。今につながるものを感じました。
関連記事