2010年10月21日
決算審議 北泉通の拡幅と高野川架橋問題
10月8日の都市計画局と10月9日の建設局の審議では、北泉通りの拡幅と高野川架橋問題についてとりあげました。
今、大昔からの都市計画決定道路の見直しがすすめられています。「必要性が相対的に低下しているもの」について、「必要性を再検証し存続するか廃止にするかを判断」されています。
北泉通りの都市計画決定は昭和2年。実に83年前です!
しかし、「事業中」だからと対象外とされました。見直しの精神が生かされていません。
道路拡幅で立ち退きを迫られる住民がおり、住環境を大きく損なう、東西の自動車交通量が増えることで事故が増える懸念がある・・と住民のみなさんの声を紹介し、市の認識を問いました。
当局は「10月末に基本設計調査について一定の結果が出る」「総合庁舎へのアクセスの一環として整備」とこたえました。
しかし、今ある道路と橋でもバス路線を中心に検討すれば新総合庁舎へのアクセスは確保できるのではないかと聞くと、「アクセスのためだけで整備するものではない」と答弁。どういうことなのでしょうか・・・・。疑問が膨らみました。
質疑の中で、橋の事業費は概算で7億円~8億円と初めて明らかにしました。
同僚の樋口議員が交通局で新左京区役所へのアクセス問題をとりあげたところ、「バス路線は毎年3月に示すことになっているが、それを待たずに方向性を示す準備を進めている。市民の要求は区と文化市民局が窓口になり取りまとめ、それに建設局と交通局が加わり議論している」「ルート等調整検討中だ」と市当局から答弁がありました。
また、都市計画局では交通不便地域の解消を求めました。
京都市においては「歩くまち・京都」で交通不便地域の解消が議論になっています。私たちは「何がどう不便か」を明らかにしてこそ、その解消も図れると調査を行うよう求めてきました。その進捗を聞くと・・・「雲ヶ畑で住民アンケートを実施する」「全市的には各区と連携して情報把握している」とのことでした。全市レベルでのまとまった調査を是非やるべきだと思います。
実は今年、党議員団としてこの点での委託調査を行いました。
バス停からの距離が300メートル圏内がどの範囲に及んでいるのかという一定の基準を設けて傾向をつかんだものです。
バス停300メートル圏内の範囲は全市の76%。伏見区(区域68.1%)、山科区(77.9%)、東山区(76.2%)で低くなる傾向があります。
300m圏内を地図に落とすと、左京区でも上高野から一乗寺下り松付近までが大きな空白になっており、300m圏の割合は58.1%と左京区で最も低くなっている。高齢化率も25%~30%と大会こともあわせて考えれば対策が急がれます。
交通局の審議では「圏域300メートルの認識は持っていなかった。高齢者対策は考える」と当局がこたえたとおり、500メートル圏域での認識しか市当局は今もっていません。高齢化率なども含め、まとまった調査を行い、市民の交通権を守り、担保する公共交通をつくっていく必要があります。
今、大昔からの都市計画決定道路の見直しがすすめられています。「必要性が相対的に低下しているもの」について、「必要性を再検証し存続するか廃止にするかを判断」されています。
北泉通りの都市計画決定は昭和2年。実に83年前です!
しかし、「事業中」だからと対象外とされました。見直しの精神が生かされていません。
道路拡幅で立ち退きを迫られる住民がおり、住環境を大きく損なう、東西の自動車交通量が増えることで事故が増える懸念がある・・と住民のみなさんの声を紹介し、市の認識を問いました。
当局は「10月末に基本設計調査について一定の結果が出る」「総合庁舎へのアクセスの一環として整備」とこたえました。
しかし、今ある道路と橋でもバス路線を中心に検討すれば新総合庁舎へのアクセスは確保できるのではないかと聞くと、「アクセスのためだけで整備するものではない」と答弁。どういうことなのでしょうか・・・・。疑問が膨らみました。
質疑の中で、橋の事業費は概算で7億円~8億円と初めて明らかにしました。
同僚の樋口議員が交通局で新左京区役所へのアクセス問題をとりあげたところ、「バス路線は毎年3月に示すことになっているが、それを待たずに方向性を示す準備を進めている。市民の要求は区と文化市民局が窓口になり取りまとめ、それに建設局と交通局が加わり議論している」「ルート等調整検討中だ」と市当局から答弁がありました。
また、都市計画局では交通不便地域の解消を求めました。
京都市においては「歩くまち・京都」で交通不便地域の解消が議論になっています。私たちは「何がどう不便か」を明らかにしてこそ、その解消も図れると調査を行うよう求めてきました。その進捗を聞くと・・・「雲ヶ畑で住民アンケートを実施する」「全市的には各区と連携して情報把握している」とのことでした。全市レベルでのまとまった調査を是非やるべきだと思います。
実は今年、党議員団としてこの点での委託調査を行いました。
バス停からの距離が300メートル圏内がどの範囲に及んでいるのかという一定の基準を設けて傾向をつかんだものです。
バス停300メートル圏内の範囲は全市の76%。伏見区(区域68.1%)、山科区(77.9%)、東山区(76.2%)で低くなる傾向があります。
300m圏内を地図に落とすと、左京区でも上高野から一乗寺下り松付近までが大きな空白になっており、300m圏の割合は58.1%と左京区で最も低くなっている。高齢化率も25%~30%と大会こともあわせて考えれば対策が急がれます。
交通局の審議では「圏域300メートルの認識は持っていなかった。高齢者対策は考える」と当局がこたえたとおり、500メートル圏域での認識しか市当局は今もっていません。高齢化率なども含め、まとまった調査を行い、市民の交通権を守り、担保する公共交通をつくっていく必要があります。
京都市 保育所の弟妹入所問題改善へ
5月市会終わる
選挙結果を反映した議会三役の選出を申し入れ
2月市会終了。閉会本会議保育請願否決に反対する討論にたちました。
市長総括質疑~官製ワーキングプアをなくせ!
京都市国民健康保険料引き下げへ~団長談話発表
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category:市議会