【保健福祉局の質疑】
③食品の安全・放射能汚染の検査について等をとりあげました。
○食品の安全・放射能汚染、検査について
加藤)食品安全委員会生涯100ミリシーベルトという評価書案を提示。パブリックコメントが3000というかつてない規模でよせられた。関心が高いのとこれまでの暫定規制値に不安が広がっていることの表れ。①ここまでなら安全だというしきい値はないという対応でのぞむべき。②子どもについては感受性が高いと言うことを認めている以上、何らかの具体的な対応が示されてしかるべき。国に意見をあげるべきだ。
→市当局)②子どもへの影響が大きいことは認識している、①暫定規制値は設定の際に乳幼児の影響も視野に入れて安全側にたって設定されたもの。
加藤)決定された値に大人と子どもの区別がないのは重大。市内でと蓄した牛肉についての放射能検査・スクリーニング検査について「異常なし」と表記。前回委員会で簡易検査の結果の公表の仕方はどうするのか質したが「工夫したい」という答弁だった。そのことは、どのように表現されているのか、いないのか。
→市当局)250ベクレル以下のものは「異常なし」の表記でいく。
加藤)「異常なし」ではそもそも検出されなかったのか、されたのかすらわからない。事実として検出されたのか。ともかく、主観的判断の余地を残すことが不安を広げ、風評被害につながる。値を示す工夫が必要ではないのか。国に求めることも含め、何らかの形で誤差も含めて説明をし事実を公表することを求める。

④学校給食の放射能検査
加藤)牛肉の放射能検査について、夏休み明けから新たな体制で臨まれた。概要の説明を。
→当局)安全確認されたもののみ使用する。全頭検査をして、問題ないものを受け入れているということ。
加藤)検査とその結果の情報公開、具体の実数が示される必要がある。すでに、牛肉は使用されたのか。されたのであれば、業者のサイドでされた結果を資料請求→出す。
→当局)業者が10~15頭を検査。全頭検査検査済み証明書が出されている。結果は明示されている。
加藤)簡易検査の基準250ベクレル以下ということか。
→当局)今まで使用したものは不検出。該当したものはない。
加藤)工夫をして市民・保護者に公開することを求める。 
→当局)たずねてもらえば、結果について紹介できる。
加藤)「不検出」と「異常なし」では、全く異なる。事実を保護者・市民に公開すべし。

何れも検査結果の公表・事実・値の公表について質しました。国の暫定規制値については、子どもへの影響は大人とはよりも大きいが、それも込みの規制値なんだ、というこれまでの国の対応範囲を超える答弁ではありませんでした。


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