3月5日は予算案の局別審査・都市計画局の審議でした。

 私は、御蔭橋、蓼倉橋、清水町(北行き)3箇所のバス停のバリアフリーについて取り上げました。

 思えば9年前にKさんと一緒に現地を調査し府の土木事務所などに要望に行って以来、多くの市民のみなさんと要望活動を行ってきました。骨折した何とかしてほしいとのお声をいただいたこともあります。国の補助メニューは現在のところ対象にならないことが分かりましたが、国に掛け合いながらも”歩くまち京都”ですから、みなさんの思いを何とか実らせたいです。

 
京都バスのバス停改善を求める。

 現場調査する養徳学区の環境をよくする会のみなさんとみつなが府議と私

以下、質疑のメモです。
加藤)京都バスバス停 川端通り・高野川沿い土手にあるバス停・御蔭橋、蓼倉橋、清水町の北行き3箇所のバス停改善の要望が繰り返し住民の方から出されてきた。何箇所か改善された箇所はあるが、根本的に課題は解決していない。①土手が車道の高さから30~38㎝の高さにあり、乗り降りの際困難がある。②バス停に行き着くまでの延長が危ない。もう一つ北のバス停は土手が切り下げられてフラットになっているが、そうした措置がとられていない。土手の上でバスが見えるまで待って、近くまで来たら「えいや」と車道に下りて土手ぎりぎりでバスを待つというお年寄りの方がおられる。市民や高齢者の骨折などけがされる事態が起きている。今予算でバス利用促進等総合対策推進予算が計上されているが、公共交通のバスの利用促進の観点から見ればこうした現状をどう考えるか。
→市当局)バス待ち環境改善は重要な要素。個別のバス停改善については京都バスが主体となるべき。

加藤)2003年、住民が府土木事務所へ要望したことを皮切りに、2011年にも養徳学区の住環境を良くする会のみなさんが3停留所の「足場の安全確保について関係機関にも働きかけて早急に改善されたい」と左京土木事務所、京都バス事業者に要望。2009年御蔭バス停を改善する会が府民公募型提案に応募し一部改善はかられた。京都府は「バス停付近の切り下げ、階段設置」は「バス事業者又は道路管理者が行うべき」。河川上部の整備については「関係者との調整が整った段階で整備主体を含めて検討する」と回答。この9年、くりかえしそれぞれへ要望が出されている。公共交通の利便性向上、バリアフリー化促進する。歩くまち、公共交通優先のまちづくりという観点から積極的なアプローチを求める。
→市当局)個別の箇所については精査したい。バス停のバリアフリー化は課題。

加藤)今回の「バス利用促進等総合対策の推進」予算は「地域公共交通確保維持改善事業」という国の予算を使ったもの。H23年度305億円枠。目的には「バリアフリー化や、より制約の少ないシステムの導入等移動に当たっての様々な障害の解消等がされるよう、地域公共交通の確保・維持・改善を支援することを目的とする」とある。活用できないのか。
→当局)国の事業は、バリアフリー化の予算も含まれているが、鉄軌道とバスターミナルが対象となっている。バス停は対象となっていない。

加藤)段差の解消・誘導ブロックの整備などとして「バスターミナル、タクシー乗り場の移動等円滑化に要する経費」。待合施設などとしてバリア解消に資する待合・乗継環境の向上などの経費「等」とある。使えるものは使う、そのことで市民サービスの向上を図る立場で臨むべき。
→当局)一つのバス停は対象とならないと聞いている。国に確認していきたい。

加藤)この国のメニューはいくつかあったものが統合されたもの。その以前ではターミナルに限らず、バス停の整備、改善も対象になっていた。バス停が対象ではないなら、それは対象にすべしと求めていっていただく必要がある。こうした国のメニューがもっと使われるように、国に掛け合っていく積極的な姿勢を持つべき。


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