3月6日は建設局の予算審議で歩道の改善を取り上げました。

○前に市民の方からお手紙をいただきました。
「86歳になりました。先日家の前で転倒しました。大したことはなかったのですが、初めてでしたので精神的ショックが大きい。主治医から杖を使うようにと言われました。ところが杖で歩いてみると中々楽ではありません。・・道が車道側に傾斜していて不安定。車の出入りの為にでこぼこにしてある」東鞍馬口通り(川端~東大路間)の歩道沿いにお住まいの方。

○車椅子の学生が下宿先から自力で大学に通う際、大変困難だと相談受けたのは、御蔭通り(東大路~疏水間)の南側歩道でした。

何れも、マウントアップと呼ばれる波うち型の古い歩道で、全面改修が必要です。

以下、質疑のやりとりです。
加藤)歩道はマウントアップ形式からセミフラットやフラットというフラットなものに改善すると既に方針化されている。その趣旨はどういったものか。
→市当局)マウントアップ形式は交通戦争時代に歩道と車道の分離が目的で整備されたもの。急勾配のマウントアップが残存している。「バリアフリーの手引き」に沿って改善している。

加藤)2000年6月発行の「京都市道路のためのバリアフリーの手引き」には「高齢者、身体障害者その他の歩行者及び自転車の安全かつ円滑な通行を確保するためには、歩道及び自転車歩行車道において、通行に支障となる段差や勾配を解消し、誰もが利用しやすい構造とする必要がある」として、セミフラット型の歩道を標準とすると基準を定めている。高齢者人口が増大していると言われるが、その高齢者が歩けるようなまちになっているのか、障害者の方はどうか。大変重要な問題ではないか。
→市当局)大変厳しい指摘。バリアフリー化できていない道路が多く残されている。整備地区を指定して面的整備しているが、生活道路は対策進んでいない。車道との一体的な整備をすることで進めていく。

加藤)手引きのはじめには、H11年5月京都市が建設省都市局事業に対する会計検査の中で、段差解消対策が不充分であるという指摘を受けたとある。今後、京都市においても積極的にバリアフリーを進めるために手引きがまとめられたとある。10年の検証と今後の目標が必要だ。
→市当局)事業に当たっては目標定めるのは当然かと思う。歩道整備率は55㌔でバリアフリー化できたといえる数値。スケジュール管理できるようにしたい。


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