2008年05月30日

先生のワーキングプア

 一昨昨日の教育委員会局別質疑では、市立学校の非常勤講師の処遇について取り上げました。
 週16時間授業を持っていても年収150万円!。ボーナスなし、しかも授業時数による給与支払いのため8月は給与なし。私が直接お話を聞いた方は、「常勤講師になって、同じだけの授業を担当。どれだけ非常勤の処遇が悪かったかわかった」とおっしゃっていました。教育委員会は「公文書の記入など勤務形態が違う」といいますが、指導案も書けば、テストの作成もする、夏休みだって新学期に向けた準備もする。同じように仕事をしているのに給与や処遇が違いすぎます。
 授業時間週20時間持っていても200万円です。さらには週28時間非常勤講師というのもあって、週四日なら7時間いずれも、間違いなく時間外に働かされている。自由意志に基づくといいますが、そうせざる終えないことを承知でこういう形態をとっているのは、問題です。
 労働基準法に照らせば、時間外の手当も給与もない。違法状態です。改善が求められます。
 そもそも、政府が一番やらないといけない教員定数の増をやらず、非常勤講師の多用、ボランティアの多用を進めてきたことが、こういう事態を生んでいます。
 先生の悪い処遇は、子どもにとってもよい教育環境とはいえません。

 


同じカテゴリー(市議会)の記事画像
5月市会終わる
公立高校選抜「地元の学校に行きたい」が保護者と生徒の願い
国保料と学校運営費2つのグラフと公営保育所民間移管続きの論議
9月市会議案発送
来年度の予算案
高齢者インフルエンザ予防接種の改善を
同じカテゴリー(市議会)の記事
 京都市 保育所の弟妹入所問題改善へ (2015-09-09 23:04)
 5月市会終わる (2015-05-28 22:01)
 選挙結果を反映した議会三役の選出を申し入れ (2015-05-11 19:49)
 2月市会終了。閉会本会議保育請願否決に反対する討論にたちました。 (2015-03-20 23:13)
 市長総括質疑~官製ワーキングプアをなくせ! (2015-03-13 00:16)
 京都市国民健康保険料引き下げへ~団長談話発表 (2015-02-05 21:40)

category:市議会