2008年07月28日

ジョイントプログラム

 7月23日(水)教育福祉委員会が開かれました。私は、今年スタートした「ジョイントプログラム」についてとりあげました。

 ★ジョイントプログラムって?
 「小中学校が課題を共有することにより、義務教育9年間を通じた系統的・計画的な指導方法の工夫・改善をすすめる」(当局資料)ために行うものだそうです。
 小学校5年生、6年生が対象。「おさらいプリント」(夏休みなど長期休業中)をして、(休業明けに)「テスト」をおこない「成績資料」を発行。さらにその結果に基づいて教材配布・実施するという流れになります。
 
 保護者の方から「こういった一律のものを押し付けるのはおかしいのでは・・」「採点など業者へ外注する。その費用を税金と保護者が負担するというのはいかがなものか・・」など疑問の声が寄せられています。
 
 市教委の資料には、計画的に総復習するとか、達成状況を確認するとか書かれています。しかし、そういったことは、「現場の先生がそれぞれ判断し行なうものではないのか」「教師の多忙化を更にすすめ、子どもを追い立てるのではないか」「義務教育無償化という観点からもおかしいのでは」と私は質しました。
 
 教育委員会は「教育委員会主導ではなく、校長会からも要望を受けている。教育研究会でも・・・」などと答弁しましたが、『現場の先生不在』というの変わりません。
 何の担保もなく「教師の負担が増えるということは一切ない」と強弁しましたが、こういった形で教育委員会が打ち上げ花火的な事業を次々行なうことが教師の多忙化を引き起こし、ゆっくり生徒と向き合えないということにつながるのではないでしょうか。 また、市教委は「アンケートをとって改善していく」とも言いましたが、こういう形で教育行政が介入するということそのものがおかしいのでは?疑問が更に膨らんだ次第です。


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