大気中の放射能測定はどうなっているのか 府保環研視察

加藤 あい

2011年07月13日 18:16

 7月11日は京都府の保健環境研究センターの実地視察に党市議団と府議団で取り組みました。
 空間放射線の監視を行っているのがこのセンターで、伏見区にあります。また、米や野菜、海産物、水、土壌などについても舞鶴・綾部で採取したものについて放射能検査を行っています。







       ↑研究所の屋上に設置された市内唯一のモニタリングポストとその値の表示

 従来から高浜原発周辺に7カ所測定地点をもうけ、調査車測定ルートをつくっての移動測定も行われてきましたが、今回の事態を受けてその地点を高浜原発から30キロ前後の9カ所及び木津総合庁舎1カ所に拡大されました。



    そのモニタリング強化地点の測定に使われているのがこれ「可搬型」です↑
    毎朝10時に職員の方が値を確認されているとのことでした。

 高浜原発周辺で異変をとらえるという観点での体制ですが、左京区の久多や右京区の京北はどうでしょうか。大飯原発も含めてかなり近距離になるのではないか・・と考えると、市内に一カ所のモニタリングポストでよしとはならないと改めて思いました。


 先日市民の方から食材のストロンチウムも測定できないかとのご意見を頂いていました。ここにはその測定装置がありました。



実際の運用上はセシウムが出たらストロンチウムも調べるというやり方で、結果が出るのに2~3週間ほど要するとの説明がありました。

 





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